VRサイクリング、石見銀山街道4日目。九日市宿を出て山間をどんどん進んでゆき石見銀山に辿り着くまでの31kmの行程。九日市宿は銀輸送隊の1日目の宿となっていたのでちょうど1日分の行程となる。途中で地図にない鉄道の線路が街道により沿ってきてこんなところに鉄道路線があったとは知らなかったので驚いた。調べてみると日本海に面した江津と三次間を結ぶJR三江線であったが、1975年という比較的新しい路線ながら日本一の赤字路線となり2018年に廃線となったようだ。私が鉄道に最も興味を持っていた中学生の頃にはなかった路線なので存在を知らなかったわけだが既に廃線になっていたとは山間を走る風景の良さそうな路線だけに残念。廃線と言いつつ浜原駅には列車が止まっていたので2018年以前のストリートビュー映像だったようだ。ゴールの世界遺産、石見銀山には鉱山の歴史的街並みが保存されていたがこれが実にいい雰囲気。国内でも指折りのアクセスの悪さがなければ、中山道の妻籠宿や東海道の関宿に匹敵するような観光資源になるであろうがそうならないのがいいんだね。ゴール地点は明治時代の製錬所跡としたがここは建てられてから既に銀鉱脈が枯渇しかけていることがわかってすぐに閉鎖になった場所だ。江戸時代の頃の廃坑の探検ルートが整備されているようだ。さてここから次にどこへ進んでゆこうか。
本日のVR映像
石見銀山の延々と続く山間の歴史的街並みのVR映像はコチラ。