VRサイクリング、四国遍路道18日目。第八十五番札所、八栗寺からケーブルカーで下った麓駅をスタートし、隣にそびえる台形の山、屋島に向かう。屋島の山頂にある第八十四番札所、屋島寺を参拝した後、山道を下り香川県の県庁所在地である高松市街に入る。この辺は遍路道をちょっと外れるが、高松市街の要所をぐるっと巡り、高松市街の南側に位置する第八十三番札所、一宮寺をゴールとする32kmの行程。屋島は源平合戦の天下分け目の戦が繰り広げられた古戦場である。屋島に平家の難攻不落の拠点があり、そこを源義経が攻め、最終的に陥落させた結果、平家は劣勢を余儀なくされた。その頃は島だったのが江戸時代に干拓して陸続きになった。屋島に登る登山道は周りに遮るものがないのですこぶる眺めが良い。東側には前回登った八栗寺のある五剣山、北側は瀬戸内海の島々、西側は高松の市街が眼下に広がる。守るには絶好の地形だったと思うが、結果的には少数精鋭の義経軍に落とされたのはそれだけ義経の知略が優れていたことになろう。四国第二の都市、高松は四国の田舎道・山道ばかりの遍路道を進んできた感覚からすると都会すぎて目まぐるしい。さすがにうどん県と称するだけあってありとあらゆる街角にうどん屋が目に付く。
本日参拝した霊場
霊場48/88 第八十四番札所 屋島寺 https://88shikokuhenro.jp/84yashimaji/
霊場49/88 第八十三番札所 一宮寺 https://88shikokuhenro.jp/83ichinomiyaji/
本日のVR映像
屋島からのダウンヒルのVR映像はコチラ。最初の眺望は高松市街。トンネルをくぐったのちの眺望は五剣山と牟礼町。