VRサイクリング、四国遍路道14日目。奥深い山のてっぺんにある第十二番焼山寺を出発し、山を抜けるまで単調な下りでは済まされず、下りて登ってを繰り返し、延々と山道を20km以上進む。山を抜けたところの第十一番札所藤井寺、そこから吉野川流域の平野を横断して吉野川北側の山地のへりにある第十番札所切幡寺までの39kmの行程。とにかく焼山寺がいかに山奥で、遍路道最大の難所とされていた山道の過酷さを思い知らされた。ただしこの間の遍路道は尾根沿いの登山道的な古道であり、本ルートはストリートビューの都合上迂回路をとったのだが、古道の方がより過酷で、遍路道最大の難所とされていたのは想像がつく。山道は2つ目の峠を越えると急に前方が開け吉野川流域の平野がドーンと広がり、その開放感と眺望のスペクタクルは素晴らしかった。吉野川は全国でも二番目に川幅が広いと言われる四国きっての大河であるが、目の当たりにするとその広さに圧倒される。四万十川のような沈下橋を渡った先は対岸ではなく日本一の中洲、善入寺島。中洲とは思えないだだっ広い畑が展開し驚く。その島を横断すると当然ながら向こう側にも橋があってようやく対岸となる。さて次回はお遍路の入り口、第一番札所まで怒涛の超密集札所巡りとなる。
本日参拝した霊場
霊場33/88 第十一番札所 藤井寺 https://88shikokuhenro.jp/11fujiidera/
霊場34/88 第十番札所 切幡寺 https://88shikokuhenro.jp/10kirihataji/
本日のVR映像
川島城から吉野川の沈下橋を渡って、日本一の中洲、善入寺島に上陸するまでの
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