VRサイクリング、四国遍路道9日目 第二十七番札所、神峯寺をスタートしてさらに海沿いを走り、室戸三山と呼ばれる、第二十六番、金剛頂寺、第二十五番、津照寺、そして終点とした第二十四番、最御崎寺の各札所を巡り、同時に突端の室戸岬に到達する41kmの道程。若き日の弘法大師は室戸岬に篭り上記室戸三山を日々回りながら修行を積み悟りを開いたという、ここは正に霊場中の霊場なのだ。室戸岬は秘境のイメージがあったが、岬のすぐそばまで結構大き目の集落が切れ目なく続いており、しかも蔵のあるような立派で頑丈そうな家が多い。「頑丈そうな」は台風の通り道という地域特性に寄るものだろうが、立派なのは、古代から近代にかけて、土佐と京都を結ぶメインルートが室戸岬付近の港から海路を利用するパターンが多くて、それなりに人通りが多く様々な産業が発展したことが理由と思われる。水産業が盛んであるのは間違いないが、他にも、土佐の銘酒を製造する土佐鶴酒造はこの街道沿いにある。また良質な備長炭の生産地としても知られていたようだ。ここからは遍路道をさらに遡り徳島へ向かう。
本日参拝した霊場
霊場18/88 第二十六番札所 金剛頂寺 https://88shikokuhenro.jp/26kongochoji/
霊場19/88 第二十五番札所 津照寺 https://88shikokuhenro.jp/25shinshoji/
霊場20/88 第二十四番札所 最御崎寺 https://88shikokuhenro.jp/24hotsumisakiji/