VRサイクリング、四国遍路道に戻ってその5日目。四万十川上流の四万十町窪川にある第37番札所、岩本寺からスタートし、高知方面へ主に国道56号に沿って進み、須崎市街を抜けて、横浪半島の先端にある第36番札所、青龍寺まで一気に進む59kmの行程。今まで四国の南西部でうろうろしていた鬱憤を晴らすかのような快進撃で高知市の近くまで進んできたわけだ。四万十川遡りルートは当然ながら山間のどこまでも変わり映えのしない風景ばかり眺めてきたわけだが、今回は海岸沿いを疾走する爽快なサイクリング。特に後半の須崎から横浪半島のルートが思いがけず素晴らしかった。須崎市街はレトロな味のある家並が楽しめて良かったが、その後横浪半島に入ると、細長い半島の右は断崖絶壁で荒れた太平洋の海岸、左は奥まった通称横浪三里の浦ノ内湾の鏡のように静かな海岸を、尾根のスカイラインから眺めつつ走る絶景の道が続く。ゴールの青龍寺は長閑な山の麓に山桜に埋れた山寺らしい雰囲気を醸していた。朱塗りの三重塔が一点豪華な感じで良い。ここまではしばらく霊場間の距離が長かったが、この先高知市近辺では短めのインターバルで参拝することになる。
本日参拝した霊場
霊場7/88 第三十七番札所 岩本寺 https://88shikokuhenro.jp/37iwamotoji/
霊場8/88 第三十六番札所 青龍寺 https://88shikokuhenro.jp/36shoryuji/