VRサイクリング、今日から2回に渡って四万十川をひたすら遡るルートを走る。四万十川は全国の河川中で非常に独特な存在である。最後の清流と呼ばれ清らかな水が流れるというだけでなく、コンクリートで固めたような護岸工事が全く施されていない稀有な自然のままの河川であり、上流へ行っても川幅が広く水量が多い。それに川の蛇行が半端じゃない。蛇行する川に沿って両岸に道があるので、蛇行する川をさらに絡みつくように右岸から左岸、左岸から右岸へと渡りながら上流に向かって進んでゆくルートとした。本日は中村駅を出発して、平野を流れる下流域から山地に入り、途中からJR予土線にも沿いつつ遡り中流にある十川という町をゴールとした。四万十川のユニークな点がもう1つ、川を渡る橋の半分近くは沈下橋というコンクリートで固めた低い橋で、増水時には水没することを前提としている。昨今の異常気象により毎年川の増水で橋が流される被害が頻発しているがむしろこの沈下橋方式の方が理に適っている気がする。沈下橋は四万十川の観光資源にもなっている。ちなみに今回のルートは次の霊場に向かっているが遍路道から外れていて、特に名も無いルートであるが、うなぎのように蛇行する四万十川にさらにうなぎのように絡みつくようなルートなので、便宜上「うなぎ道」という呼称とさせて頂く。四万十川は天然うなぎの産地としても有名である。四万十川をロケ地とした映画などで憧れてきた土地であったが、走ってみて四万十川の美しさ、ユニークさがさらに印象に残った。次回もさらに四万十川上流へ向かって進む。
2021/9/7 四万十川うなぎ道1日目 四万十市〜十川
リンク
リンク
リンク