VRサイクリング。さて本日より四国編の始まり始まり。前回、九州編最終回として大分市東方の佐賀関に辿り着き、そこから国道九四フェリーにて佐田岬半島の先端近くの港町、三崎港に上陸した。本日のルートはここから日本一細長い半島、佐田岬半島を縦断して、レトロな港町八幡浜を抜けて伊予の小京都大洲までの長距離60kmの行程を進む。このルートは歴史の道百選にも選出されている八幡浜街道にある程度沿っているのでタイトルとして拝借したが、ストリートビューの都合もあり主に国道を走るので街道として魅力あるルートでは無い。特に前半6割の佐田岬半島を縦断する国道197号の眺めは、たまに左右に海を眺めわたす絶景が現れることがあるが、全般にトンネルの多い山の中の道。時々スペインのラマンチャ地方のように山の上に風力発電の巨大な風車が立ち並ぶ光景に出くわすのが特徴的なぐらいで基本単調な山道である。半島の根本の八幡浜市内に入ると、明治時代のレトロな建物が並ぶ保内地区、昭和レトロな街並が懐かしい八幡浜市街を通る。一般に本日ゴールの大洲と異なり八幡浜は観光地として認知されていないが、なかなかどうして山と海に抱かれた魅力的な町だ。そこからさらに山道を抜けて古式ゆかしい街並、まさに小京都の教科書のような大洲に至る。
次回からは四国遍路道を辿りつつ八十八の札所を巡る旅に入る。ただし、お遍路道はしばしば車道では無い険しい山道となったり、そもそも各札所の中にストリートビューで入ることはできないしどこまで近くに寄れるかも保証の限りでは無い。よって当然ストリートビューの範囲の遍路道を進み、その上で各札所に一番近い地点にてお参りして済ませることとする。