VRサイクリング 薩摩街道10日目。 熊本県北端の町南関宿をスタートし、県境の峠を超えてだだっ広い筑後平野に出て、原町宿、瀬高宿、羽犬塚宿と比較的短いインターバルの宿場を通り過ぎて、福岡県で福岡市、北九州市に次ぐ都市久留米市の市街地から若干外れた府中宿をゴールとする38kmの行程。福岡に住んでいた子供の頃、熊本へドライブに行くことになって、まだ高速道路もない頃、国道を通って県境の峠を越えようとしたところで車が故障し、親父が悪戦苦闘したことを思い出す。結局地元の修理工場を探し出してそこに修理してもらうのをボーッと待って熊本へ行けずそのまま帰宅した残念なエピソードであったが、それが多分この辺じゃなかったかと想像しつつ、肥後の国から筑後の国に入った。山が多い九州においては筑紫平野は格別に広く感じる。いくつか通過した宿場では瀬高宿が古い商家がしっとりとした旧街道筋に佇んでいる雰囲気が感じられて良かった。ゴールの府中宿は、久留米ラーメン、松田聖子、チェッカーズの故郷久留米市の比較的外れにあるので、市街地の喧騒はなく、長閑な街並みであった。昔の筑後の国府が置かれていた場所から府中宿と呼ばれていたようだ。次回はいよいよ薩摩街道の終点に到達する予定。
2021/7/31 薩摩街道10日目 南関宿〜原町宿〜瀬高宿〜羽犬塚宿〜府中宿(久留米)
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