VRサイクリング 沖縄編 琉球王朝が整備した主要道「宿道(しゅくみち)」の1つ中頭方西海道(なかがみほうせいかいどう)を通って、首里城から沖縄島中部へ向かって走る。前回のゴールである守礼門が本日のスタート地点だが、中頭方西海道は首里城の通用門である久慶門が起点となる。そこから所々に旧街道の痕跡を探しつつ昔のルートを進んでゆくこととするが、やはりVRサイクリングで必須のストリートビューが設定されていない古道にそうした痕跡が残っていることが多いのでなかなか難しい。首里からアップダウンの多い道を北へ進み、浦添市からさらに宜野湾市で海岸沿いに出て、北谷町、基地の町嘉手納町を経て読谷村の喜名番所跡に到達する27kmの行程を進む。首里から浦添にかけての丘陵地帯は歴史の道として旧街道の痕跡が残っているが、宜野湾市から嘉手納町にかけての海岸沿いは米軍の普天間基地や嘉手納基地がドーンとあるので、基地の町のカラーが強い。全ての店の看板には英語表記があり、米軍払い下げ品の店や、米兵相手のTatooの店などが目立つ。それにしても沖縄は思った以上に人口密度が高い。那覇から北谷にかけては街道沿いから眺める限り家並が途切れることはなかった。それに比してこの狭い島での米軍基地の占める存在感は巨大だというのはよくわかる。基地のある嘉手納の辺りはどこまでも米軍基地の敷地が広がっている。読谷村まで来ると基地もなく沖縄の田舎らしい景色が広がってくる。ゴールの喜名番所は中頭方西海道の終点であり、かつ沖縄島北部名護方面への国頭方西海道(くにがみほうせいかいどう)の起点となる場所である。次回は国頭方西海道を通って名護へ向かう。
2021/6/22 中頭方西海道 首里城〜喜名
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