VRサイクリング 日向街道最終日14日目 錦江湾の1時の方角の国分宿から反時計回りに11時の方角の加治木宿、10時の方角の重富宿を経て8時の方角の鹿児島まで、何と今までの最長距離と言っていい49kmを一気にラストスパート。なぜそんな距離になったかについてはこの地域の地学的要因が関係している。前回も述べたように29000年前の超大噴火により錦江湾北側はカルデラとなりその沿岸に外輪山が形成された。本日のルートはその外輪山をぐるっと巡るルートに相当する訳であるが、前半の国分宿から重富宿までは外輪山が欠けて平野になっている地帯なので海岸沿いに進んでゆくが、後半の重富宿から鹿児島市街にかけては大噴火でできた深い外輪山が海に迫っていて、旧街道は白銀坂という険しい山道となるためVRサイクリングとしては他のルートを進ざるを得ない。海沿いの国道を進む手もあったがそうすると街道に合流することなくゴールまで行くことになるので、最大限街道を走るルート設定をした結果大迂回路となってしまった。その鹿児島市街の北側に広がる外輪山地帯は重富宿からは急峻に立ち上がっているのだが、鹿児島市街に向けては15km程度緩やかな斜面を延々と下るような地形になっていて興味深い。その緩やかな斜面にはベッドタウンが広がっているが街道を進んでもどこまでも家並が続く下り坂でなかなか市街地に到達しないという不思議なルートであった。ゴールは、しばらくぶりの大都市鹿児島市街の賑やかなところを抜けて鹿児島新港のフェリーターミナルへ到着。九州としては行き着くところまで来たということで、ここから6/17 18:00発のフェリー波之上に乗船して沖縄へいく。
2021/6/17 日向街道14日目 国分宿〜加治木宿〜重富宿〜鹿児島
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