VRサイクリング 日向街道7日目。幾重もの山に囲まれた秘境、宗太郎宿をスタートし、宮崎県に入り、大きな2つの川の合流点の町、北川宿を経て、城下町延岡宿に至る33kmの行程。本日のルートはとにかく山の奥の奥から川と共に山をひたすら下り大分以来ずっと抜けられなかった山間を脱して、河口の都市延岡に辿り着くという、一方向ベクトルの道だ。リアルなサイクリングならずっとほぼ下り坂のダウンヒルを延々と楽しめるのだが、流石にVRではその楽しみはないな。この間並行するJR日豊本線に5つ駅があるがこれらに停まる普通列車はなんと早朝に延岡方面行きが一本と夜逆方向に一本しかないのだ。出発点の山間地がどれだけ秘境なのかわかる。延岡はリアルには通りすぎたことがあるだけであるが、多くの川の河口が集結した場所なので橋の数も多い町であることがわかった。歴史的には西南戦争の最後の舞台になった土地で、熊本の田原坂は有名だが、その後この延岡が最終決戦地となり、敗れた西郷隆盛が薩軍の解散を宣言した場所も残されている。これからは宮崎県の長い海岸線に沿った旅になる。
2021/6/3 日向街道7日目 宗太郎宿〜北川宿〜延岡宿
リンク
リンク
リンク