VRサイクリング、平戸街道1日目。本日から平戸街道走破に取り掛かる。と言っても平戸街道の起点は長崎街道8日目に通過した彼杵宿なので彼杵宿〜早岐宿間は省いてその先を進むことになる。ということで今日のルートは早岐宿をスタートして日宇宿、市街地の佐世保宿を通過して田舎町の中里宿に至る21kmの行程。長崎県第二の都市佐世保市内の移動となる。早岐は地勢的に古くから軍事・交通・商業の重要拠点だったので、街道も防衛上の配慮であちこちで直角に曲がるジグザグ型となっているのが特徴的な町である。古い家並や昔の石畳の道が残されていて落ち着いた雰囲気が感じられる。佐世保市街へ向かってゆくと家並も密になってくるが一方で地形的には山も迫ってくるので、長崎ほどではないが佐世保も斜面に沿って家が立ち並ぶ様相を呈してくる。佐世保は江戸時代までは鄙びた漁村だったのが明治時代以降軍港として栄え、現在も海上自衛隊と米海軍の基地がある。海沿いにはそうした西の横須賀的な雰囲気があると思われるが、街道はそうした港や商業地のある賑やかな海沿いを迂回するように斜面の上の住宅街を進んでゆくので、残念ながら佐世保らしさを感じとることはできなかった。市街地を抜けると急に田舎の景色になり、秀麗な相浦富士を望みつつ田園の中の集落、中里宿に至る。なお今回からVRヘッドセットをOculus GoからOculus Quest2にレベルアップしてVR体験の品質も向上した。
2021/4/11 平戸街道1日目 早岐宿〜日宇宿〜佐世保宿〜中里宿
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