VRサイクリング、長崎街道9日目。本日のルートは大村湾の海岸伝いに彼杵宿から松原宿、大村宿を経て、長崎県の交通の要所諫早市に位置する永昌宿まで南下する31kmの長距離コース。彼杵宿から松原宿までは内海で鏡のように波のない大村湾を望みながら海岸ベリを走る爽快なコース。大村湾を取り巻く山が切れ目なく続くのが見えてまるで琵琶湖あたりの大きな湖のようだ。松原宿は海辺の古い家並みが続く宿場らしい景観。ここを過ぎると街道筋は内陸に向い、大村市の住宅や商店、工場などが立ち並ぶ道筋に変わってゆく。大村宿は城下町大村市街の本町アーケード街の中に位置する。そう言えば、東海道では街道がアーケード街を通るのは四日市ぐらいだったが、西日本は街道筋がアーケード街を通る宿場が多い。(神戸、加古川、姫路、岡山、尾道、広島、徳山、門司、黒崎、直方、飯塚、佐賀、大村)何か理由があるのだろうか。大村宿から永昌宿まではまたアップダウンの激しい田舎道が延々と続くコース。歴史の道百選に選出された鈴田峠は毎度残念ながら車道ではなくストリートビューが付いていないので仕方なく国道を迂回する。永昌宿は山を抜けた四方開けた土地の諫早市街に位置するが、全く宿場の雰囲気のない道筋であった。さていよいよ次回は長崎街道の終点、長崎に到達予定。