VRサイクリング、長崎街道8日目。武雄温泉に位置する塚崎宿から嬉野温泉の嬉野宿を経由して久々の海辺の宿場彼杵(そのぎ)宿まで27kmの行程。本日のルートのキーワードは温泉、茶畑、峠越え、山里。武雄温泉と嬉野温泉という名湯の地を巡るというのが今回の最大のポイントだな。特に嬉野温泉は日本三大美肌の湯とされている。VRでは通るだけで温泉には入れないのが残念・・。嗚呼、リアルに温泉入りてぇー!(リアルな私の心の叫び)さて福岡に住んでいた子供の頃、毎年親父の会社の旅行で家族同伴であちこちに連れて行ってもらっていた。今ならあり得ないような手厚い厚生サービスだがそれはそれとして、それで確か武雄温泉、嬉野温泉のいずれかあるいは両方訪れたはずである。記憶は薄いが昔の足跡を訪ねられたのには少し感慨を覚える。嬉野温泉に関しては最近数年に渡りふるさと納税で名物の温泉湯豆腐セットというのを頂いたがこれは癖になった。オススメである。ずっと広い筑紫平野を横断してきたので峠越えは久々だが、嬉野宿から彼杵宿の峠越えは、素朴な山里の集落、棚田、段々畑、茶畑の景観が素晴らしくいい。嬉野茶と彼杵茶は銘茶として有名で、今回のルート上も茶畑があちこちの丘に展開して特有の景観が楽しめた。さらに峠越えの後に海が望めて最終的に海岸の鄙びた街にたどり着くというのもいい。きっとリアルにきつい峠越えをした後の海の眺めはより格別だろうと想像する。そして長崎県に入った。いよいよ当面の最終目的地長崎が近づいてきたな。