VRサイクリング、長崎街道5日目。今日もサイコロ4の目が出たので、田代宿から轟木宿、中原宿、神埼宿を経て境原宿まで、久々に長距離の28kmの行程を走る。今日のルートは一言で言うなら「大平原を往く」だね。地図で見ると筑後川のもたらす大平原の広がりの中を進む感じ。昔流行った「はなわ」の「佐賀県」で「バスに乗って佐賀の県道を走ると一面田んぼだらけまるで弥生時代。建物と言えば民家しかないからバス停の名前が山下さん家前」と言うくだりはよく分かる。茫漠として捉えどころのない土地柄ですな。走っていても眠くなってきそうな。弥生時代と言えば、佐賀の最大の名所、吉野ヶ里歴史公園にも街道から近いのでちょっと寄ってみた。ストリートビューが外の道から公園内部につながっているので、入場料有料の場所だが何と自転車でそのまま入ってぐるっと一回り。吉野ヶ里遺跡のちょっと先でようやく街道筋らしい宿場、神埼宿に入る。旧家らしい古い家並が残り、博多の櫛田神社の本宮という由緒ある櫛田宮やシーボルトが泊まったという脇本陣の真光寺がある。神埼宿を出るとその先はどこまでも広がる田園地帯、至るところに引かれた灌漑用の広い水路、地平線まで続く送電線、という正に茫洋たる風景が続く。漕いでも漕いでも進まない感覚を覚えながらようやくゴールの何もない境原宿に到着。こんなに田舎だけど(佐賀県人さん失礼!)次回突入予定の佐賀市街はすぐそこ。