VRサイクリング、小倉、常盤橋から長崎街道へ進むことにした。長崎街道は出島のある長崎から京、江戸へ上る時に利用されていた街道。五街道に次ぐ街道として九州唯一の脇街道。坂本龍馬も通った道。というわけで長崎街道1日目。小倉宿から黒崎宿を経て木屋瀬宿までの25kmの行程。北九州は昔は福岡以上の人口を誇り、全国で7都市だけの人口百万以上の都市の1つだったが人口減少が進んで今は百万以下になってしまったようだ。それでも元々門司・小倉・八幡・戸畑・若松の5都市が結合してできたせいか都市圏は広い。今日のルートでも小倉から黒崎の先までは高層のビルやマンションが立ち並ぶ都市の景観がずっと続いた。それでも黒崎宿は宿場町の名残りを残し、それほど古い家並があるわけではないが、昭和で時間が止まったような懐かしい雰囲気は感じた。黒崎宿を出ると街道は南に進路を変え主に広い国道沿いに都市圏から次第に離れていった。気がつくと田園地帯に入り本日のルートのゴール、木屋瀬宿に到着。ここまで来るともう筑豊地域に足を踏み入れた木屋瀬宿は色濃く旧街道の宿場町の雰囲気を残す街で、古い家並が立ち並ぶ。