VRサイクリング、実は前回でもシステムの接続が不調で何度もやり直してようやく繋がっていたのが、とうとう何度やり直しても接続できなくなるというトラブルがあり間が空いてしまいました。結局、フィットネスバイクのペダルを回すクランクに取り付けた回転センサーのボタン電池の容量不足が原因で、電池交換で復旧しました。もう5ヶ月使っているので無理もないのですが、ボタン電池をチェッカーで電圧を調べる限りはまだ使える領域だったので一旦問題なしとしたんですが、センサーの電力供給が結構クリティカルだということでしょう。
さて山陽道15日目は日本酒のふるさと西条宿を出て広島の玄関口の街となる海田市宿まで28kmの長丁場。しかも前回に引き続きまたしても山間のルート。それにしても山陽道は東海道と比べると山間のルートが多い。基本的には瀬戸内海沿岸に沿っているのだが中国地方自体平野部に乏しいので交通インフラも山の中を通すことが多くなってしまうようだ。山陽新幹線も東海道新幹線に比べるとトンネルが多いのもそれなのね。山間と言っても山が険しいわけではなく、低めの山地を少し削り取った小さめの川に沿ったルートが多い。今日のルートもちょろちょろ流れる瀬野川を下ってゆく展開。その狭い谷以外に通すところがないということか、JR山陽本線に沿った国道2号線をメインに走ることになった。
ゴールの海田市の手前で味付け海苔の工場が目についたので調べてみたら、江戸時代には、海苔の生産が幕府に占有されていて江戸と広島しか許されていなかった経緯があり、明治以降も広島の海苔の生産が伸び日本一にもなった一大生産地だということらしい。広島と言えば牡蠣と思っていたら海苔も名産品なのね。ちなみに味付け海苔は東京日本橋の山本海苔店で開発されたのが広島でも盛んに生産されるようになったとのこと。ルートで見かけた味付け海苔工場はマルヒガシブランドで創業1887年ということで由緒ある海苔屋だが、調べるとマルヒャクというブランドが創業1885年で2年古く、こちらの方が牡蠣醤油に付けた味付け海苔で人気が高いらしい。私もそっちの方を食べてみたい。
さていよいよ次回は広島である。一昨年広島をリアルに訪れたが、山陽道は広島市街のどこを通るのか楽しみではある。
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