VRサイクリング、山陽道14日目。今日は本郷宿から山深い山間の道を延々と進み、峠をいくつか超えて隣の宿場西条宿までの28km。宿場町間の距離も多分山陽道最長でかつ最大の難所の峠道。箱根ほどではないかもしれないが昔の人には道中で一番辛い旅路となった事は想像に難くない。今まで基本的に旧道をできる限り走ってきたが、本日のルートは旧道にほとんどストリートビューが設定されていないのでやむなく国道2号線を主に走る羽目となった。途中の山道は国道のせいもあり自然の美しさや古い家並の佇まいなどはほぼ見られず、山の中の工場、事業所、産業廃棄物集積所など殺伐とした風景が続いた。今日の目玉は何と言ってもゴールの西条宿。江戸時代には浅野藩の肝入りで山陽道最大の宿場として繁栄したというが、それよりも全国に名声を轟かせる酒造りですな。西条酒蔵通りとして旧山陽道の両側にびっちり名だたる酒蔵がひしめき合う初めて観る光景。私が日本酒に疎くて今まで知らなかっただけだが、日本三大名醸地の1つとして灘、伏見と並び称される土地だったんだねえ。予備知識がなかった分、この酒蔵ひしめき街道はインパクトがあった。さてここまで来ると広島は目の前だ。
2021/1/27 山陽道14日目 本郷宿〜西条宿
- Part3 西国街道・山陽道
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