VRサイクリング、山陽道12日目。福山市の神辺宿から尾道宿まで27kmの行程。神辺宿は知られていないけど、白壁の蔵造りの街並みが美しく、祭りに遭遇したのも印象的だった。宿場の街道沿いにあった天寶一(てんぽういち)という造り酒屋のWeb Siteをチェックしてみたら和食に合う究極の食中酒とあって、酒屋の佇まいや水が良さそうな地域環境などにも惹かれてついポチって3本セットを購入してしまった。これぞバーチャルの旅土産か。ルート途中の今津宿は、幕末の頃、ワラジ生産で一世を風靡したらしい。その隣町のこれも街道沿いの松永は明治以来現在に至るまで日本一の下駄の生産地である。つまりこの地区は和風の履物の聖地なのだね。そして本日の目的地尾道。私的には全国レベルで一番好きな街。今までに数回訪れているが、東京物語や大林宣彦の尾道3部作などの映画でも馴染み深い。日本の原風景というかエッセンスが詰まったノスタルジックな街。私がガリバーなら街ごと箱庭にして日がな眺めていたいような街。今回は街道沿いに峠から下って入ってくるという初めてのアプローチだが期待を裏切らない。帰ってきたという心が和む雰囲気がある。しばらくここで滞在するか。
2021/1/16 山陽道12日目神辺宿〜今津宿〜尾道宿
- Part3 西国街道・山陽道
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