VRサイクリング 合掌造り民家が展開する秘境の山岳地帯から散居村が展開する砺波平野へ下るの巻。世界遺産の白川郷を出発しさらに庄川の深い谷に沿って北へ進み、飛騨国(岐阜県)から越中国(富山県)に入るともう一つの合掌造り集落の世界遺産地帯五箇山。ここでも二つの離れた菅沼集落と相倉集落を順に巡り、長いトンネルで峠を越えて山を下ってゆくと前方に砺波平野。ここで城端という伝統的な家並みが見られる町をぐるっと巡り田園地帯を北へ進むとチューリップと散居村で知られる砺波。となみ散居村ミュージアムをゴールとする63kmの行程。まずは10年ほど前に能登旅行でも立ち寄った五箇山。個人的には白川郷と同じ世界遺産の合掌造り集落でもこちらの方が味わいがあって好きだ。より深い山間にあって白川郷より観光客が少なめというのが秘境感が強く感じられる。菅沼、相倉二つの集落どちらも合掌造りの家屋が肩を寄せ合って密集して建っているのもいい。次に城端。古刹・城端別院善徳寺の門前町として、また絹織物の生産で栄えてきた町。ノーマークだったが、立派な伽藍を誇る善徳寺だけでなく石畳の通りに格子戸の町屋、回廊状に連なった蔵など情緒溢れる街並みに心惹かれる。日本には知られざる小京都があちこちに埋もれているなあとつくづく思う。さて越中国(富山県)に戻ってきたところで次回は久々に日本海岸に到達。