VRサイクリング 岐阜から長良川沿いにまた山地へ入ってゆくの巻。岐阜駅前をスタートし、郡上街道にて東から北東さらに北北東と針路を微妙に変えつつ進む。刃物の町関から和紙の町美濃市街に入る頃には平野から山地に入りいつの間にか清流長良川を側に感じつつ走る道筋となる。さらに蛇行する急流長良川の谷を進むと谷筋に家々が密集した町郡上八幡に到達する。新町を通り山の上の郡上八幡城をゴールとする61kmの行程。長良川は日本三大清流の一つであるが、意外と道筋は川が見張らせる場所が少なく渓谷美を堪能できるほどではなかった。時々川の流れが見えると結構流れが速く、ラフティングのメッカになっているようだ。一方で水難事故も全国2位というほど危険な川でもあるようだ。ハイライトは途中の美濃市街と郡上八幡市街に展開する歴史的な街並み。どちらも重要伝統的建造物保存地区となっている。高山、飛騨古川と白川郷も含めて岐阜県は日本でも有数の古い街並みが残る県なのだ。特に美濃市は今までノーマークだったが、いわゆる美濃和紙の里をひかえた和紙ビジネスの豪商が立派な商家を競ったうだつの上がる街並みが壮観であった。郡上八幡については次回のスタート地点としてさらに巡る予定なので次回に譲る。