VRサイクリング 由緒ある街道を辿って名古屋から岐阜へ至るの巻。名古屋は名古屋駅近の四間道をスタートしまず美濃路を進み織田信長の居城で知られる清洲城のあった清洲宿を過ぎ、その先四ツ家追分から鮎鮨街道(岐阜街道)に入り、一宮宿を過ぎ、古い街並みの残る黒田を過ぎるとまもなく木曽川。その先には笠松を通り、しばらく進むと早くも岐阜市街に入り中山道の加納宿にぶつかるが、これも抜けて岐阜駅、柳ヶ瀬と繁華街を冷やかして岐阜市街の北端に位置する岐阜公園から金華山への登山道に入り頂上に建つ岐阜城をゴールとする43kmの久々の短距離の行程。前半の美濃路は名古屋と中山道垂井宿を結ぶ街道で、関ヶ原の合戦で勝利した徳川軍が凱旋した道筋であるが、江戸時代は、上方への難所の少ないルートとして広く利用されて賑やかな街道だったらしい。そのせいか名古屋駅近付近で美濃路に入ってから清洲の先の四ツ家追分までほぼ街道情緒を継続して感じさせる道筋で、渋い木造建築の住居や商家が頻繁に出現して飽きさせなかった。ここは歩いても楽しめそうだなあと街道歩きストは感じたのでありました。そう言えば清洲って地名として聞いたことはあり尾張にあることは知っていても具体的な場所を認知していなかったが、本当に名古屋から2駅ぐらいの近い場所で、模擬ではあるが立派な天守の清洲城が再現されていた。街並みも観光地化されていない落ち着いた古い街並みが和む。四ツ家追分から名古屋の大きな衛星都市一宮までは街道らしさは一旦消滅したが、一宮の先、山内一豊の出身地でもあり江戸時代以前に宿場として栄えた黒田や木曽川を渡った先の川湊として栄え街道の中継機能を担う問屋場のあった笠松など鮎鮨街道もなかなかいいじゃないかという街道らしさが見えてきたのだった。岐阜はVRでも2022年8月に中山道の宿場加納宿を通過しているが、その後リアルでも中山道歩きで2023年に訪れて馴染み深かった。今回は今まで訪れていなかった、岐阜のNo.1観光スポットとして知られる岐阜城までVRで山道も進んで足を運んでみたが、VR的には麓から山の頂上に鎮座する岐阜城がインパクトあって良かった。さて次回はまた飽きもせず岐阜から長良川に沿って山の中へ分け入ってゆく。