VRサイクリング 大都市名古屋へ到着の巻。飛騨街道終点でもある中山道太田宿を出発し、国道41号を通って城下町犬山へ。ここから犬山稲置街道に入り犬山城下町として観光地化された犬山宿を通りぬける。ここで早くも街道を外れて犬山近郊の明治村へ寄り道。また街道へ戻り南下すると次第に名古屋の都市圏の街並みに変わってゆく。小牧宿を通り名古屋空港や航空自衛隊基地の脇を抜け、春日井市から庄内川を渡ると名古屋市街。ランドマークの名古屋城、栄のテレビ塔をぐるっと表敬訪問してからゴールの名古屋駅に辿り着く58kmの行程。犬山は2年前にリアルに訪れたばかりだが、現存する日本最古の天守を持つ犬山城のプレゼンスが凄い。木曽川沿いの小高い丘の上に聳える天守はThe城という風格が漂う。天守からの眺めは多分日本の全ての城でもBestであろう。犬山宿は伝統的な商家が建ち並び正面に犬山城が見える街並みが、まさに犬山城下町という名称そのままの雰囲気で、ちょっと観光地化されすぎているきらいはあるが唯一無二の情緒があって良い。明治村は今年で60周年となるがまだ開園したばかりの子供の頃に名古屋の親戚に連れて行ってもらったのが思い出深い。昨年リアルに訪れた札幌の開拓村が似たようなコンセプトだが、さすが本家だけあって明治村の方が規模が大きい。フランクロイドライトの設計による帝国ホテルの正面玄関や北里柴三郎が設立した北里研究所本館など見どころも多い。また訪れてみたい場所だ。そして久々の大都会名古屋。ずっと中部地方の田舎を転々としてきた流れなので、都会に出てきた田舎者のように目まぐるしい景色に映る。母方の親戚が多く住んでいて子供の頃から訪れてお世話になってきた懐かしい街でもある。次回は番外編で名古屋市街と郊外の懐かしい場所や行ってみたかった場所を一巡りする。