VRサイクリング、松本から塩の道として知られる千国街道で日本海を目指す。2回目の訪問となる松本は松本駅を出発し、千国街道で北へ向かう。アルプスを望む田園地帯が続き、湧水地帯として名高い安曇野で少し街道を外れて名所を一巡りした後、街道に戻り池田宿、そして北アルプスの玄関口大町市街を通り抜ける。谷が狭くなり、仁科三湖と呼ばれる木崎湖、中綱湖、青木湖の湖岸を次々に走ってゆき、世界のリゾート地となりつつある白馬村に入ったところの沢渡宿をゴールとする56kmの行程。白馬へは冬のスキー、夏のトレッキング等でトータル10回近くは訪れ、その途上で必ず通るが、高速や国道で通りすぎることはあってもじっくり足を止めることはなかった地帯だ。特に安曇野は長年訪れたい場所の上位にあるが行けてない憧れの場所だ。残念ながらそのエッセンスである水辺はストリートビューの範囲にはなかなか入らず、良さを堪能するまではいかなかったが、長閑で清々しい風土は感じることができた。何と言っても今回のハイライトはあちこちで目の前に展開する北アルプスの山々だ。松本付近では穂高連峰、大町まで行くと立山連峰、ゴールの白馬村まで来ると白馬連峰と見せてくれる山々の様相も変化してゆくのがまた楽しい。このルートが多分日本の山岳風景の最上の眺望が展開する地域なんだろうな。次回は千国街道をさらに進んで糸魚川へ到達する。