VRサイクリング 身延道 2日目。富士川沿いを遡って甲府周辺を巡る。前回ルートの途中、大工の町下山宿をスタートし身延道を先へ進む。しばらくは富士川沿いの狭い谷を遡る道。西嶋宿を過ぎ、甲府盆地が広がる扇状地に出たところに鰍沢宿。その先は盆地の開けた道を進みまもなく甲府市街へ入る。身延道の終点からさらに寄り道モードで甲府市街のスポット、甲府城址、甲府駅北口の甲州夢小路、市街の北のどん詰まり武田信玄の城跡に建つ武田神社、西へ向かって湯村温泉などを巡った後、山へ入り金櫻神社そして昇仙峡をゴールとする69kmの行程。身延道の後半、狭い谷間の集落西嶋宿は書道家に愛用される手漉き画仙紙で知られる西嶋和紙の産地、そのちょっと先のさらに寂しい集落は硯の最高峰とされる甲州雨畑硯の工房が集まる。出来過ぎな気もするがきっとこの辺は全国の書道家の憧れの地域なのだろう。上記扇状地とは考えてみると逆扇状地で富士川に吸い込まれる支流が集まる排水口のような扇状の土地なのであるが、そこに展開する鰍沢宿はレトロな商家が散見される結構いい感じの街並みであった。甲府は通り過ぎるだけの都市だったが、甲州夢小路や武田神社の付近、今度は通り過ぎないで寄ってみたい。そういう意味ではゴールの昇仙峡も二回ほど訪れた記憶があるもちょっと立ち寄っただけ感が合ってあまり印象に残ってないが、どうやらもっと散策路へ入ってゆかないと真価が見れなかったようだ。今度はじっくり訪れてみたい。