VRサイクリング 道東逍遥ルート5日目。日本最東端より釧路方面へ向かう。納沙布岬をスタートし根室半島南岸の道を往く。根室市街の南側、花咲港を経て落石まで進んだ後、一旦内陸の森林と牧草地帯へ引っ込んで、浜中町に入ったあたりから再度海岸線に沿ってひた走り、浜中町の中心、霧多布市街を抜けて霧多布岬の先端へ到達する96kmの行程。このルートは納沙布岬から十勝の広尾まで続く北太平洋シーサイドラインと呼ばれる320kmに及ぶ海岸沿いの道の一部となっている。納沙布岬から花咲港までの根室半島南岸部については前回同様段丘の上の原野を進むのだが、漁港が多いせいか集落が途切れず、前回の北岸の方が風景としては数段素晴らしかった。花咲漁港は花咲ガニが連想されるが、サンマの水揚げは十年連続日本一を記録し、その他サケマス漁、タラ漁なども盛んな一大漁業基地で、またロシアからの魚介の輸入拠点にもなっているようで、漁港周辺にはロシア語の案内看板が多く見かけられる。浜中町東側の太平洋岸は観光ルートとしては全く認知されていないが、南岸の明るい日差しが反射する太平洋に臨む段丘と原野にどこまでも続くドライブウェイは爽快で素晴らしい。ゴールとした霧多布岬は学生時代に延々と岬の先端まで歩いた記憶があり、秘境の岬として強く印象付けられた。北海道の秘境をあちこち走り回った今回は昔ほどインパクトはなかったが、岬の先端へと続く海に囲まれた段丘上の原野の道はこれぞ北海道の風景と言ってもいい。
2023/12/7 道東逍遥ルート 5日目 納沙布岬〜花咲〜霧多布
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